最近アクリルで作った治具プレートを販売しはじめました。
https://twitter.com/n0isebeater3249
【お知らせ】— P!MODEL LABO (@n0isebeater3249) December 20, 2019
なんとなく屋号にしてみました。
某バンドは好きですが、全く私とは関係ありませんのであしからず…#mini4wd #ミニ四駆 #鮭チャレンジ pic.twitter.com/MRc9wKWwYq
【発端】
以前からそういうものを実は作っていました。
一つは行きつけのショップさんにレーザー加工機が設置されたこと
2つめは
また調べてみるとアドビのイラストレーターを使えばできるとのことで
小さな治具みたいなものを作ったりしていました。
ただ制作すると時間がかかる&結構良い金額(時間使用料的な)
【きっかけ】
一年間くらいミニ四駆お休みして
さて一台作ろうかなと思ったときに「ああやっぱりめんどくさいなこの作業」と思いましたが、精度やら見た目の綺麗さとかを求めると改めてとても時間のかかる…
「そうだ治具作ろう」
先に述べたとおり、コスパはかかるけど長い目で見たら…とポチポチ図面を作成し始めて
よっしゃ加工やと思った矢先、先のショップさんがFAB LAB事業から撤退…
県内で同様に使えるところを探してみるも月額会員制だったり(5000円/月)と
小遣い制にはなかなか痛い出費
【外注先探し】
とりあえず仲間内で募って「こんなん作ろうと思うんだけど相乗りしない?」と相談。
おかげで何人かは乗ってくれたので、外注先を探す。
見積もりを取るもの、まぁまぁのお値段…
そんな中灯台下暗し、地元にそこそこの値段ならとお願いする。
【図面作成】
ちょっと話は戻って、ヤフオクやメルカリなどで「ミニ四駆 治具」で検索。
自分の欲しい物があればそれで買ってもいいやんとも思いました。
どうも自分がほしいもの、というかかゆいところに手が届かない…
条件として
・自由度が高く、好きな位置に穴をポンチできる
・フラット、立体にも使える汎用性が高いもの
・その他諸々のケガキができるもの
まぁそんなものはあるはずもなく、何点か購入して組み合わせるしかないという現状。
「ああもうこれなら自分で使いやすいもん作ったほうが早いんじゃね?」
という結論に。
【プレート固定】
「すきな場所に好きなように、好きなだけ穴を開けたい」ということで
現在販売されているプレートの穴位置、距離なんかを実際に図って落とし込み。
基本はリヤマルチプレートをもとに作成
しかしながら、最近そういえばブレーキプレートとかいろんな形があるなと思い
リサーチしながらとりあえず落とし込み
「どっかに現状のプレートの図面落ちてないかなー」と探したりつぶやいていると
さすがインターネッツ、CAD図面を公開していただいている方が!
https://twitter.com/gomiaru
これを元に全ホールの距離、位置を算出し、垂直のピッチで一番プレートに多い幅を
見つけて図面に落とし込む
【バンパーデフォルト穴】
これも非常に面倒。
これも最近の傾向ですが、スラストを抜いて行くほうがフラット的には
合理的なので最初からスラストを入れたバンパーを作ることが多いです。
ただ今までは面倒でFRPとか当てながら罫書いたりしてたのですが
これも穴あれば楽じゃんと思い作成。
角度ピッチについては0.25も0.5も目視じゃわかんないんだけど
ヒアリングしたらあったほうが嬉しい、なおかつデフォルト5.5なんだけど…
とかいう人もいたので5.75まで作成(笑)
デフォルトのスラストもガイドを使えば綺麗にお手軽に開けられます。— P!MODEL LABO (@n0isebeater3249) December 21, 2019
また軸受けのホールもベアリングにぴったり合うように凹ませます。
またバンパー剛性を抜くためのホールも基準穴プラスαに簡単に開けることも可能#mini4wd #ミニ四駆 #鮭チャレンジ pic.twitter.com/LZ4HsjkG8b
【フラットのローラー幅】
いつも計算が面倒で…以前から図面に書いたりして、ノギスで測ったりしてたので
それをそのまま図面に。
ただ今のフラットの現状でローラーセットが大幅に変わってきていることもあり
それを含めたものをフィックス。
【スラダン】
あれほんと面倒。
今はそんなに使うひといないんかな?
個人的には3レーンとかもジャンプ姿勢がきれいになるって思ってるので使いたいところ。
パターンとしては3可動域×3スタイルを落とし込む。
使い方によっては独立スラダンや、ピボスラにも使えるように最低限でのガイドを作成。
ダブルスラダン、H鋼穴はあると助かるかなって。
【その他】
サイズ自体はレギュの寸法でもよかったけど
そんなでかいのいらなくない?っていうかホイールベース分くらいあればいいんじゃないかなと。
結局フラットで基準になるローラーベース125mmで
自分がただ単純に使いやすいので。
変な台形の穴は、ヒクオのアームでシャーシ交わすやつとか
井桁のサイドフレームの合成を調整するためのあれ。
あとちょこっと端っこにある半円は
フラット方軸車でフロントのベアリング受けの周りの交わすためのやつ。
地味にあれもめんどくさいんですよね()
デフォルトのスラストもガイドを使えば綺麗にお手軽に開けられます。— P!MODEL LABO (@n0isebeater3249) December 21, 2019
また軸受けのホールもベアリングにぴったり合うように凹ませます。
またバンパー剛性を抜くためのホールも基準穴プラスαに簡単に開けることも可能#mini4wd #ミニ四駆 #鮭チャレンジ pic.twitter.com/LZ4HsjkG8b
【ぼくのかんがえためちゃくちゃつかいやすい治具】
で完成
※モザイク処理してます
現物もいい感じ。
ちょっと数字とかいれて水平垂直直角も結構気にするので
そのへんが目視でわかりやすいように縦横ラインを入れたのが
逆にサイバーっぽいデザインになってくれました。
【ぷらすアルファ】
スラストゲージも。
同じようなものを持っている方が昔いらっしゃって
ただ幅が広かったので、みんなそれぞれの高さがあると思って
幅のピッチを狭めて図れるようなものもつくりました。
マルチプレートは制作用
スラストゲージは現場用に使いやすかったらなぁなんて思いながら。
【さいごに】
今のテンプレの形ってフラットも立体もバリエーションが非常に多くなっています。
同じようなギミックやフレームでも個人のこだわりをどこかに反映したい思いって
ある程度経験値積んでくると「自分らしさ」を盛り込みたくなるものです。
このプレートも同じで、ユーザーのみなさんが好きなように、使いやすいように
作ったつもりです。
ただ「誰が作っても最後は同じ形」にならないような可能性は残しました。
ですので、うまいこといろんなことを想像してマシン作成に挑んでいただけたらと思います。
不定期で出品しますので今後ともよろしくおねがいします。
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